自分自身の治療方針に外科手術が加わったときの心境

こんにちは

みなさんは、内科の先生に「今後、薬の血中濃度が低くなり、穿孔、大量出血などが生じる可能性があるため、今後の治療方針に外科手術を考慮に入れる」と言われたらどのように考えますか?



私が考えた事
①:「未だ試していない免疫抑制剤などを試してみたい
以前、私は全身状態が悪い時に、免疫抑制剤を試したが経験があり、炎症を抑えられた経験があったが、肝機能障害などが生じたため、免疫抑制剤を中止した経緯がある。しかし現在は全身状態が良いため肝機能障害とかが出難いと考え(私の主観ね)、主治医に相談した。

(主治医からの回答)
一度、副作用がでた薬は、再度使用しても前回使用したとき以上に副作用が出やすくなる。このため使用できないとのこと。

 (諦めた時の気持ち)
確かに全身状態が悪化し、その上、手術となると自分自身が苦しむだけなので止めておこう!




②:漢方を試してみたい?
 インターネット上には、UCの治療に漢方ある程度の効果があるとの記述が多く見られ実際に試したいと考えた。そこで主治医に相談してみた。


(主治医からの回答)
漢方がUCの治療に対して有効かどうかはわからないとのこと。実際にインターネット上にあるデータ等は、ほぼ一つの施設で実施した結果であり、薬の効果が見込める人を集め、その人たちに対し、漢方治療を実施した可能性がある。漢方が他施設でも広がり、有効なデータが得れれば、漢方自体も有効な治療選択肢であると言えるが現時点では怪しい。


 (諦めた時の気持ち)
もし私が医者だったとしても、患者を治療するための選択肢は多い方がいいので、少しでも効果がある治療だったら試してみたいと考える。だけど効果が高い治療と言われている割には他施設への広まりが無く、やはり主治医が仰ってるほうが正しいし、信じられるので諦める。




③:ATMを試してみたい?

順天堂大学などで行われているATM治療などを実施すれば改善するのではないか?と考え、主治医に相談した。

(主治医からの回答)
私の治療に対しては効果は無いっとはっきり言われた。また漢方同様、ATM治療を推進している施設では効果は高いが、他施設で治療を実施した場合、効果が薄いため、有効な治療方法とは言えない。これも他施設でも効果が証明され、多くの治療機関で使用されるようになれば信用できるとのことだった。

 (諦めた時の気持ち)
はっきりと私には効かないと言われたので諦めがついた。


④:自分自身が緊急手術になる可能性
現状の便の硬さは普通で、排便回数は2回である。確かに出血はあるが、本当に大量出血や穿孔の可能性はあるのか。

(主治医からの回答)
内視鏡的には腸全体には炎症があり、所どころ深い潰瘍がある所があるため、その部分が破れたり大量出血する可能性がある。もし今回自分自身で手術を決定しなければ、次会う時は緊急手術の時かもしれないと考える。

 (諦めた時の気持ち)
。。。


⑤:手術を実施する必要性
11年夏に大学入院に緊急入院し、免疫抑制剤・G-Cap・L-Cap・レミケード・絶食治療などの内科処置を実施して来たが、結果的に炎症を治まることはなかったのはショックだが、これまでもずっと炎症はあったということも事実であるので何となく自分の現状に納得感もあった。また話は少しずれるが癌の可能性を確かめる為に細胞を採取しようとしても、炎症が腸全体にあるために採取できないとも伺った。採取したら血だらけになってしまうとの事だった。

しかししっくりこないことが一つあるのだ。それは現在の私の体調は出血はあるものの、毎日の排便回数が1から3回であり、血液検査のCRPは陰性なのだ。実は体調が上向きかけているのではないか?そこで再度内科医に確認することにした。

(内科医の回答)
患者の血液検査の結果や、排便回数の結果が、内視鏡の所見が乖離することがよく有る。約1ヶ月前の内視鏡の検査は、薬の血中濃度が高い時期で、かつ約1ヶ月絶食状態であったため、一番炎症が改善されやすい時期に行ったが、潰瘍や炎症があった。現在食事を食べている状態であり、薬の血中濃度も前回よりも落ちている。この状態を客観的に考えれば内視鏡的には改善よりも悪化している可能性がある。

 (諦めた時の気持ち)
確かに理論的でかつ納得感もある。これまでも血液結果は陰性であるので血便は何度もあったので、血液検査の結果は当てにならないことも理解できるため、先生を信用したほうがよさそうだ。

でも内視鏡の結果と、自分の体調の現状の乖離には少し驚いた。これは手術を告知される前に1ヶ月間入院したことにより、体調が改善した成果でもあると考え、頑張った自分を誉めたい。しかし炎症が改善できない以上、手術を実施しない限り、再燃し、今後も入退院を繰り返す可能性が高いため、自分の年齢(30歳前半)を考慮し、今後、社会的責任を果たせる身体にする為にも手術をした方が良いと考えた。

(総括)
自分自身の夢・目標の実現、そして結婚、できれば子育てをしたい。この為には社会的責任を十二分に果たせるからだを持つ必要がある。ベッドにしがみ付くのではなく、会社の机やかぞくにしがみ付く生活がしたい。そして可能であれば、他の人を助けてあげれるようなゆとりを見いだしたい。そのためには一時的には不自由になるかもしれないが、手術を受け、必ず復活したいと考えた。
また今回、幾度と無く、内科の先生には、内科治療・手術に関して相談した。
今回手術を伝えられた先生がこの先生で良かったと思った。だから手術を決断しようと考えた。

最後にもし手術を考えられているのでしたら、尊敬できる内科医に治療を受ける事をお勧めします。手術はblogやネットに書いているほど甘くもなく、辛いことが多いです。このため後悔するときも有るでしょう。そんな時、内科医とどんなやり取りをして、自分が手術に立ち向かったのか?を思い出せたらきっとその後悔が少し減るはずです。

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