これまでのUCでの治療履歴について
- UCを患う
私は20歳の頃にUC(潰瘍性大腸炎)にかかりました。初めの自覚症状は、粘液に血が混じっていていました。その頃は大学生で、大学の健康管理センターに相談した所、大腸専門の内科医を紹介して頂き、直腸の炎症型の大腸炎と診断されました。
- 緩解と再燃を繰り返す日々
UCを患ってから約11年間は、ペンタサ、サラゾピリン、アサコールの錠剤を服用したり、ペンタサ注腸を実施することで、緩解期を可能な限り長引かせることができ、これまで生活を過ごしていました。緩解期には、富士山に上ったり、海外出張や旅行もでき、健常者と特に変わりがない生活を送っておりました。
- 病状の中症化
2011年の年明けから、病状が悪化しました。
年始から便は固いが、量と回数が多くなり、肛門が痛くて座るのも困難になるくらいになるほどの症状が発生しました。その時は4日入院しステロイドでの集中治療でなんとかなりました。しかし退院後、なんかおかしい?とは自覚症状はあったんですが、内科受診時と同時に行う血液検査では炎症反応は出ず、そのときの主治医の診断では問題なしでした。今思えばその時点で大腸内視鏡の検査を実施すれば良かったんでしょうが、私は内視鏡検査をしませんでした。もしUCで異常を感じたら、仕事などで忙しいかもしれませんが内視鏡検査実施した方がいいですよ。
- 病状の重症化
症状がみるみる悪くなってきたのは、2011年梅雨頃でした。原因不明の腰痛が出て歩けなくなったり、まったく食欲が無い状態になったりしました。そして下血・頻便が起りました。そとで外食してもトイレが気になってあまり楽しめない状態になりました。またその頃になって、ようやく血液検査でも異常反応を示し、結果を見てすぐに入院の指示がでました。今回も数日の入院で治まるだろうということだったのですが、ステロイドを投下するや否や、症状が悪化の一途を辿りました。熱は出るは、出血を伴う排便が20回以上起るはで大変でした。
- 大学病院への転院
いよいよ入院していた中小規模の病院では対応できないことになり、大きな大学病院ではないと高度な治療ができないと判断され、転院しました。転院先ではまず免疫抑制剤を投与しました。この免疫抑制剤の効果で一度は症状の改善の兆しが見えましたが、その後症状の副作用がでて、免疫抑制剤を使えなくなりました。次にレミケードの治療を試みました。このレミケードの治療は2週間、4週間、8週間毎に治療を試みる治療です。レミケードの凄さは効果がすぐに出る事です。私は、レミケード治療を実施する前までは、熱、排便の痛みで苦しんでいたんですが、治療実施するや否や、痛みや熱がなくなり、劇的に排便回数が減りました。
この治療のおかげで一度は、症状が落ち着き退院しました。また退院から1〜2ヶ月後にレミケードの効果の判断と、今後の内科治療方針を企てることになりました。
- 大腸全摘出
退院後、ステロイドの影響の為か、食欲旺盛で、あまり食べないでとの指示を主治医から頂いたのにも関わらず、食べてしまいました。結局この影響のためか再度出血するようになりました。その後、大腸内視鏡を実施しましたが、予想通り、潰瘍は改善しておらず、いよいよ今後の治療方針に外科手術を視野に入れると宣告されました。
- 外科手術
治療方針に外科手術が加わり、私の場合、今後、最も起る可能性としては、腸に穴が空き、大量出血で緊急手術かな?という話を伺いました。こんな状態で仕事を続けられる訳でもなく、再度IVH(絶食治療)をし、腸を休めることで大腸が緩解させることができないか?と考え2ヶ月ほど入院しました。しかし結局、緩解せず、内科的な限界を自分でも受け入れることができ、外科手術を決意しました。
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