三手の読み

将棋の名棋士、羽生善治氏は、著書『結果を出し続けるために』(日本実業出版)の本を読んでみた。

将棋の基本的な考え方に、「三手の読み」という言葉があります。 
これは「自分がこう指して、相手がこう指してくるから、そこで自分がこう指す」という 三手一組の読みのことです。 
「三手くらい、プロなら読むのは簡単ではないか」といっても、実際は難しい のです。 
最も大事なのが、二手目の相手の指す手をどう読むかなのですが、ここで相手の立場に立つことは非常に難しいからです。 
自分にとってベストの手 を指した後で、今度は相手の立場に立ってベストの手を選択する。つまり自分 にとって一番不利な手を考えることが、困難だからです。 それゆえ、私は自分の側からばかり考えるのではなく、頭の中で盤をひっくり 返して、相手から見て一番良い手を考えることをよくやります。 
それに対して、 また自分のベストの対応を考える。将棋はこの繰り返しです。 適当な「三手の読み」なら結構簡単にできるのですが、この「三手の読み」を きちんと身につけることが、手を読む際の最初のプロセスになります。 状況を良くしたい、好転させたいときに、自分にとって一番都合の悪い手を考 えるのは辛いはずです。人間はどうしても局面を楽観的にとらえてしまいやす いのですが、そこをシビアに見ていくのです。

この本を読んでいると、自分の今後の辿る道を三手の読みを行ってみるのも良いと考えてきました。
病気が悪いときは、三手の読みをすると、自分自身がどんどん辛い状況に追い込まれたりしますよね。
だけど準備をしていれば、その状況におかれたとしても対応がスムーズにできるため、どんな時でも三手先を考えて、自分なりにその状況をリハーサルして過ごすことが大事だなって考えました。


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